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歌川国虎

歌川 国虎(うたがわ くにとら、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。

初代歌川豊国の門人。本姓は前田、俗称は久米蔵または繁蔵。一竜斎と号す。作画期は文化から天保の頃にかけてとされ、作は浮絵がほとんどで、画風は西洋銅版画の影響を受けたものといわれている。『浮世絵師伝』が初代豊国の外孫伊川梅子の話として伝えるところによれば、国虎は絵を描くのがあまり好きではなく、それでいてたまに描くと出来栄えがよかった。師の豊国はその技量を誉め、国虎に自身の代作をさせたこともあり、また書をよくし碁と釣りを好み、服装には無頓着で生涯独身を通し、家を持たず世話になった甥の家で安政の頃、60余歳で死去したという。『図説浮世絵入門』は生年を寛政末年頃とする。

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