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歌川国安

歌川 国安(うたがわ くにやす、寛政6年〈1794年〉 - 天保3年7月6日〈1832年8月1日〉)とは、江戸時代後期の浮世絵師。

初代歌川豊国の門人。俗称は安治郎(一説に安五郎)、一鳳斎と号す。本所相生町、のちに深川扇橋に住む。作画期は文化から没年にかけてで、文化5年(1808年)の役者絵に「豊国門人安画」と落款していることから、このころ豊国に入門したといわれており、また当初は豊国と同居していたという。役者絵のほか美人画や浮絵、合巻の挿絵、団扇絵、肉筆画を描く。一時、画名を西川安信と称したが後に旧名の国安に戻った。享年39。文政11年(1828年)建立の豊国先生瘞筆之碑によれば、門人に歌川安信、歌川安峰、歌川安清、歌川安重、歌川安常、歌川安春、歌川安秀がいる。国安、歌川国丸、歌川国直の3人は豊国門下の三羽烏といわれており、中でも国安がその第一人者であった。

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